リーダー研修ってどんなことをするの
リーダーに必要な考え方を知りたい
この記事は、このような方に読んでもらいたい記事です。
どうも2年目看護師のよんくれです。
私の部署では、2年目の年末からリーダー体験をはじめて3年目からはリーダー業務が開始します。
私は「まだ分からないことだらけなのに、リーダーなんて早すぎる、、、」と思っています(笑)
この前、リーダー研修を受けてきました。
そこでは今まで考えたことがなかったリーダーに必要な視点を学ぶことができました。
患者との関わりも必要ですが、部署の安全を考えたりメンバーの業務調整などがリーダーの役目です。
そこで今回は、リーダー研修で学んだことを共有したいと思います!
(この事例はICUの病棟を設定しています。また疾患名などは難しいので簡略化しています。)
リーダー研修の内容
私の受けたリーダー研修についてです。
まず、1日の業務版(誰がどの患者を担当するなどが書かれたもの)を配られます。
そこで、1日のペアや担当患者の割り振り、患者の重症度を確認します。
それをもとに、誰が緊急入院や搬送を行うか、休憩はいつ行くのかなどを決めるといった内容でした。
事例の内容
今回は簡単に紹介します。
私の病院はPNS制度なため、看護師2人が1ペアとなって動きます。
その日は、3ペア(6人の看護師)+リーダー+午前のみ補完1人の構成でした。
それぞれのペア
①ベテラン(16時で帰宅)+新人
②ベテラン+中堅
③中堅+看護師歴はあるが今年からICUに移動したばかりの方
それぞれの受け持ち患者は、①重症-が2人 ②超重症が1人 ③重症+が2人でした。
午前中に緊急入院
課題1として、このメンバーで緊急入院を誰がとるかというものです。
緊急入院の患者は超重症患者。デバイス類もついてくるため、部署到着は12時~13時頃だと予想。
ここでのポイントは、
超重症を受ける能力があるか
その人が離れても、受け持ちの患者の安全が守れるか
超重症の入院を経験させるために経験の浅い人をつけるか
超重症なので、患者を受け入れるだけの能力のある看護師が必要です。
だからと言ってベテランを2人に任せてしまうと、残った新人が一人で患者を見ることになったりと、もともといる患者の安全が守れない可能性もあります。
また、新人や経験の浅い人を成長させるためにあえて緊急入院を受け持たせる考え方もあります。
重症だからと経験をしないといつまでたっても成長はできません。部署のレベルアップのためにも育成という視点はリーダーに必要です。
部署の安全を守りながら、スタッフの育成も考えて担当を決定します。
お昼休み
課題2はお昼休みの順番を決めることです。
私の病院では、11時30~12時30(先行き)、12時30~13時30(後行き)、特例で12時~13時(中行き)の3種類の休憩時間があります。
先ほどの緊急入院が上がってきますが、休憩は必ず取らないといけません。
そこで、誰をいつ休憩に行ってもらうかを考えるというもの。
ポイントとして
緊急入院が12時30までに来ないと考え受け先に受け持ち予定を休憩に入ってもらう
いつ来てもいいよう、先行きにも後行きにもベテランを配置しパワーバランスを同じにする
これはパズルをしているような感じでした。
2人ペアのうち、1人を休憩に行ってもらうためベテラン、中堅、新人などで分けて入ってもらうといいと思っていました。
しかし、入院がいつ帰ってくるか分からないため病棟のパワーバランスや、受け持つ人をいつ休憩に入ってもらうかなどを考えることが難しかったです。
別病棟で急変
課題3として、お昼休みが終わり、緊急入院が返ってきてすぐに他の病棟で急変がありこちらに転入するというもの。
緊急入院が入ってくることでバタバタしているが、急遽もう一人転入が入ってくる。重症度は+
夕方になると、ベテランの1人は帰ってしまうためメンバーの数が減る。
そのような中で誰に受け持ってもらうかを考える必要があります。
ポイントとして
重症度がとても高い訳ではないので新人でも受け持つことはできる
もともといる患者の安全は守れるか
自分はどのような役割に回るか
途中で帰る人をどのように使うか
緊急入院などで2人が病棟に入ってくることも珍しくはありません。
その時、病棟の安全を守りながらどう患者を受け入れるか、メンバーを誰にするかを考えます。
リーダーは病棟内のことを守るためにもあまり患者の処置についたりはしませんが、人が足りなくなったら自分の動きも考えないといけません。
私はこの時点でギブアップしました、、、
そこまでまだ考えられません(笑)
このような内容をリーダー研修で受講しました。
リーダーとして大切なこと
リーダーとして、一番大切なことは部署の安全を守ることです。
安全が守れるように受け持ちを考えたり、仕事が終わるように業務調整を行います。
緊急入院や転入など、急に連絡が入ることもあるので、もし入院が入ったら誰に受け持ってもらうかを考えるなど何通りかペアを考えておくことで、急な入院にも対応することができます。
リーダーが焦ると病棟にも雰囲気が伝わってしまうので、ペアに悩んだら師長に相談することも大切です。
リーダーは基本的に患者のベッドサイドではなく、センターで部署全体の動きを見る必要があります。
そのため、基本は患者のことはメンバーに対応してもらう必要があるのですが、リーダーはメンバーが患者対応したことをすぐ記録できるようカルテ整理などを行うことは重要です。
特に緊急入院などは、患者が入ってきたら処置や指示などがたくさん入ります。
メンバーは記録をする際、記録するカルテが整理できていないとさらに時間がかかってしまいます。
そのようなことがないよう、リーダーはセンターで患者に対してできることを行うのです。
また、新人や経験の浅い方への教育もリーダーの役割です。
あえて経験のために重症をベテランペアと受け持ってもらったり、経験したい手技などがあれば業務調整を行います。
そのためにも、経験したいことがあるかなど技術チェックシートを活用していれば確認したり、その日の目標などを共有しておくことも大切です。
まとめ
私は今まで新人としてメンバーの動きしか知りませんでした。
しかし、これから3年目になるにつれ後輩も増えてきます。
自分で精いっぱいの時期から、病棟全体を見れるようにならないといけない時期になったんだなと思いました。
その中で、まずは患者の安全を守る。そしてメンバーの業務が偏っていないか、後輩育成についても考えないといけないことを知りました。
また、確かにリーダーはカルテの準備をしてくれていることが多いため、自分が投入を受けるときもスムーズに記録ができます。
そのような裏方の仕事についても知る機会ができてよかったです。
これからはリーダーとしても成長していくので、皆さんも一緒に仕事を頑張りましょう!
ありがとうございました。
よんくれ
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