患者に噛まれた後はどのように行動すればいいの
労災の手続きって具体的に何をすればいいの
この記事ではこのような悩みを持っている方に読んでもらいたい記事です。
どうも、2年目看護師のよんくれです!
この前、夜勤でせん妄患者が暴れているのを止めているとまさかの腕を嚙まれました、、、
私は正直、痛くはなかったのでそのあと先輩に「患者に噛まれました~」って感じで軽く報告。
特に何事もなかったのでそのまま勤務を続行していました。
しかし、日勤で師長から「あなた、噛まれたの?噛まれたら感染とかあるから診察してもらい!」と言われました。
労災でお金はかからないし、すぐ終わるから受診してきなさいとのことで受診しようと決めたのですが、これがかなり大変でした。
そこで今回は、患者に噛まれた後に私が取った行動と労災について共有しようと思います。
患者に噛まれた事例
私が夜勤で受け持っていた患者が、せん妄で暴れだしました。
前回、転倒歴がありなんとしても立たせないように腕を抑えて静止するよう伝えるも効果なし。
それどころか、抑えると患者は反抗してきます(看護師あるあるですね)
そこで私の腕をいきなり、「ガブッ」っと噛んできました。その時の写真です↓
噛まれたときは痛いとは思いませんでしたが、写真を見ると結構赤くなってる、、、
でも正直、転倒でインシデントを書くぐらいなら噛まれた方がましだと思っていました。(笑)
その後、点滴で寝てもらい先輩に報告し、石鹸で洗浄しました。
その時はあまり何もなかったので先輩にも大丈夫ですと言い、勤務続行。
そのまま、日勤へ引き継ぎました。そのとき、師長から声をかけられ「噛まれたら感染リスクがあるから診察してもらいなさい」といわれました。
そこで、診察をしてもらうことに。
噛まれた後に看護師が行う流れ
私が取った行動は以下の通りです。
- 診察券の発行(初診なら)
- 自分、患者に採血オーダーの依頼と採取
- 労災申請書の受け取り、記載
- 診察
- 診断書の受け取り
- 労災申請書の提出
まず、病院で勤務していても診察券がないと診察してもらえません。
そのため、受付で初診として申請して診察券を発行してもらいました。(これにも時間がかかった)
その後外来の受付へ行き、採血をするよう言われました。
採血室へ行くと、30分以上待ち時間があるとのことでスピッツを出してもらい自分の病棟で同期に採血を取ってもらいました。(看護師だと採血を自分で出来ることが利点ですね!)
しかし、自分だけでなく患者にも採血が必要とのことで医師にオーダーをお願いして患者にも採血をしました。
なぜ噛まれた私が患者に採血をしないとならないのかと心の中で思いました(笑)
検体を出し、その間に事務の人に労災に必要な申請用紙をもらいました。
申請に必要な書類はなんと10枚程度!!!
これを書かないといけないといわれ、絶望する量でした。
それを書いている間に、採血結果がでて診察に呼ばれました。結果、感染はなしとのこと。
一安心し、診断書を出してもらいました。
流れとしてはこんな感じで進めていきました。
採血の内容
私はこれらの検査をしました。
オーダーとしては、針刺し事故をした際の検査と同じでした。
B型肝炎とC型肝炎の検査がメインといったところでしょうか。(HBsがB型肝炎、HCVがC型肝炎です)
余談ですが、私はB型肝炎の抗体がないということに気づきました。ワクチンを予約しようと思います(笑)
労災に必要な書類について
私が記載した書類は以下の通りです。
- 公務災害認定請求書
- 療養の給付請求書・医療機関への対応報告書
- 災害発生受理書
- 現場見取り図
- 診断書
- 勤務時間証明書
- 該当職員の血液検査データ
- 患者の血液検査データ
- 患者による加害災害の場合は医師の意見書
- 同意書
- 既往症歴報告書
めちゃくちゃ多いですよね(笑)
内容をざっくり説明すると、災害がいつ、どこで、誰が、どのようになど具体的に記載します。
そのあと、医師や看護師長にも証明書を書いていただく必要があります。
ちなみに、診断書は1~2週間は取得にかかります。(私の担当の先生は事務処理が遅めだった見たいです笑)
書類をそろえて提出まで、急いではなかったですが2週間程度かかりました。
まとめ
患者に噛まれるだけで、これだけ無駄な仕事が増えます。そのため、皆さんは絶対に噛まれないようにしましょう(笑)。
万が一噛まれてしまったら、採血、診察をして感染がないか確認しましょう!自分の身体が第一です。
また、労災になるので料金はかかりませんが申請書類が10枚程度あるので覚悟してください(笑)
ちなみに事務の人に提出期限について聞くと、早い方がいいがいつまでの期限はないと言われました。
そのため、めんどくさいですが書類は提出しましょうね!
この記事が、皆さんのお役に立てばうれしいです。
ありがとうございました。
よんくれ
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