【どこまで動けば家に帰れる?】退院支援カンファレンスでの話

看護師のカンファレンスはどんなことを話し合っているの?

退院支援カンファレンスについて知りたい

この記事ではこのような疑問を解消できます。

どうも、2年目看護師のよんくれです!

この前、受け持ちの患者の退院支援について病棟でカンファレンスを行いました。

皆の前で、患者情報を発表するだけでもいまだに緊張しています(笑)

退院支援カンファレンスは、自宅に帰るか施設に戻るか、介護保険を申請しているかなど退院後の生活についてみんなで話し合います。

しかし私はこれが苦手、、、

正直、介護保険についてやサービス、社会資源についてあまり勉強していないこともあり、よくわかっていません(涙)

そのため、先輩方の話を聞くと「そんな考えがあるんだ!」と毎回感心しています。

(誰目線やねん笑)

今回は、そんな退院支援カンファレンスでの学びを共有したいと思います!

  • 実際に話し合ったことですが、個人情報の部分には注意して記事にしています。
目次

カンファレンス内容

テーマとなったのは心筋梗塞の患者。

妻と二人暮らしで共に75歳以上と高齢夫婦。妻のサポート体制は良好だが自分のことはできてほしいと訴えあり。

リハビリは歩行器で20m程度だが軽介助が必要な状態。もともとADL自立(自分で歩いたり生活ができるという意味)。

自宅は1階建てで、段差は高くても10㎝程度のみしかない。もともと寝具は布団で、ベッドは使用していなかった。

介護保険未申請で申請予定。ベッドの置くスペースはあるとのこと。

カンファレンス内容 「どこまで動けると自宅に帰れるか」

・妻は「自分のことはできるようになってほしい」とのことなので、どこまで想像しているのか。(トイレは自宅のトイレまで歩いていくのか、ポータブルトイレで排泄行為は自分でしてほしいかなど)

妻に現状の患者の状態を知ってもらう必要がある。そのために看護師は、患者の活動動作について何ができて何ができないかを具体的にする。

・介護保険を使用し、手すりなどのサポートがあれば自宅に帰れるようリハビリを行う。ボタンを留めるなどできることは看護師はサポートしない。また、布団ではなくベッドに変更可能かも確認する。

・ベッドで寝ているとのことなので、横になった状態から立ち上がるまでの動作は最低限出来るようになる必要がある。

カンファレンスで私が感じたこと

布団で寝ていた人なら、自宅に帰るためには横になった状態から立ち上がることができないと自宅での生活は厳しい。

そこに気が付ける先輩はすごいと思った。

また起き上がる動作は体に負担がかかるため、できればベッドを使用してもらいたい。そのため保険でベッドを使用してもらえるか、ベッドを置くスペースがあるかを確認する必要があります。

先輩はいったい何手先まで読んでいるんだ(笑)

もともとADLが自立していても、今は介助が必要な状態である。面会もできていないため家族に今の状態について何ができて何ができないのかを具体的に伝える必要があります。

確かに入院していると体の状態もかなり変化するため、今の状態を知らせることは重要だと感じた。

また、家族は自分で出来るようになってほしいと要望があるがそれがどの程度なのかのすり合わせは必要。

そのためにも今できることを具体的に伝えることは大切だと思いました。

学び

自宅に帰る人は、まず介護保険を申請しているか、どのようなサービスが必要かを考える。

家族がいれば、どれぐらい動けるようになれば帰ってきてほしいかを確認すると同時に、入院前とADLに変化があれば今どれぐらい動けるかを具体的に説明する。

寝具が布団かベッドであるかは確認が必要。また、自宅に手すりを付けられるか、段差がないかも一緒に確認する。

これからは、

退院支援について、まだまだ分からないことがあるので先輩の話を聞きながら学習していきます!

また、上記で記載した内容については意識して情報収集を行います!

まとめ

皆さんは、患者が自宅に帰ったことのことを想像して看護を行えていますか?

私は正直まだまだです、、、

しかし、実際に家に帰るとなるとサポート体制や自分でしないといけないことなど、病院にいるより大変になることがあります。

そのため、家族の意向やサポート体制、健康状況、介護保険の有無、患者のADLなどは把握しておく必要がありますね!

2年目になっても、毎日何かしらで新しい発見が1つはあります。

看護はどれだけ奥深いねん(笑)

私も先輩方と話し合いができるようにこれからも勉強を頑張ります!

ありがとうございました。

                                よんくれ

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