どうもよんくれです!
私の病院では、4月に新人が入職し6月から夜勤体験がスタート。
7月からは本格的に夜勤が始まります。
私は同期の中でシフト上一番早く夜勤が始まりました。
その初日の夜勤でなんとインシデント、、、(涙)。
新人だし、初夜勤だし、色々言ってもらいましたがなかなか辛い思い出です。
今回は初夜勤でのインシデントについて紹介します。
この患者を見といて
まだICUで働いていた頃。
初夜勤の受け持ちに、危険行動が多いせん妄患者がいました。
私はせん妄症状を初めて目の当たりにした瞬間です。
(せん妄とは、見当識障害や注意力障害、意識レベルの変動など高齢者になりやすい症状のこと。)
易怒性があり、ラインの自己抜去予防でミトンや抑制帯をつけようとすると暴れ回る、、、
本人や先輩と相談して私が常に見守りの元、抑制はしないことに。
しかしせん妄なため、いつラインの自己抜去をされるか分かりません。
その患者には、バルーン、末梢ライン、PICC、EDチューブが入っていました。
先輩から「ほかの患者はとりあえずいいから、その人の前で見守っといて」
と言われました。
ICUには各患者の部屋の前にPCが置いてあるため、その前でずっと見守ることに。
患者は鎮静をかけて入眠しているものの、鼻にEDチューブが入っているため違和感があるのか鼻をよく掻いていました。
そのたびに、鼻は触らないよう伝えに行く。
そんなことが続き、入眠できていることからPCの前で内服薬をセットすることに。
集中してミスなくセットし終わった後、患者を見ると
「あれ、EDチューブってあんな長かったっけ?」
鼻から見えてるチューブが少し長い気がする、、、
すぐそばに行くと、
しっかり自己抜去されていました(涙)。
先輩、医師に報告し再挿入はしない方向に。
先輩との振り返りで、
「ちゃんと見といてって言ったよね。」
私はその夜勤、ずっと患者の前にいました。
目を離したのは配薬のセット時ぐらい、、、
その一瞬にやられました。
そこで先輩たちの見る、と私の見るの違いを知りました。
注意して見るとは
私はただ患者を見ていました。
俗にいうボーっと見るという感じでした。
しかし、先輩方の見るとは
・患者のラインがまず抜けにくいよう環境調整を行う。
・自己抜去されやすい部位に手が行く頻度、意識を確認。
・患者が意識的(不快に感じているなど)にラインに触るか、無意識に触るか。
・意識的なら自己抜去のリスクが上がるため、抑制などを考える。
このようなポイントで観察していました。
ただ、抜かれないように見るだけでは素人です。
抜かれそうな因子を考え、アセスメントし自己抜去を防ぐのです。
正直、自己抜去はなくなることはありません。
しかし、看護師の環境整備や観察次第で減らすことができるのです。
自己抜去となると、再挿入など患者の負担も増えるためできるだけ患者を守ってあげたいですよね。
まとめ
今回は見ということについて先輩と新人の違いを書きました。
ただ見るのではなく、ポイントを意識してみることが効率的に見るコツですね。
抜かれないような環境整備を行い、患者が意識的にラインに触っているかどうか、不快を感じていないか、触る頻度、などを考慮したうえで最終は抑制を考える。
このような視点で患者を観察し、安全を守ります。
私にはまだその技術がないので、先輩の意識していることなどを聞きながら私も成長していきたいと思います!
皆さんは観察するとき、どのような視点で見ていますか?
意識していることがあればコメントで教えていただきたいです!
皆さんも看護師として一緒に成長しましょう!
ありがとうございました。
よんくれ
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