朝の情報の取り方や考え方が分からない
調整のコツが知りたい
そのような方に読んでもらいたい記事です。
どうも、よんくれです。
みなさんは、もう朝の調整には慣れましたか?
私は1年ほどかけて少し慣れた気がします(笑)。
入職したての頃は、まずカルテに書いてあることから解読しないといけなかったため、情報収集にすごく時間がかかりました。
(お願いやから日本語で分かりやすく書いてほしい!!!)
その情報から、今度はどんなことに気を付けなければいけないか、1日を通じてどんな看護を行うかを調整で先輩に発表します。
その調整ではいつも先輩から「で?」「どうするの」と突っ込まれる日々、、、(泣)
今回は、朝の調整の中でも、1番苦い思い出を紹介します。
朝の情報収集
その日は、私が最も恐れていた先輩とペアでした。
テンションダダ下がりですが、決まった以上やるしかない!
朝から必死に情報をとり、分からない単語も調べていきました。
余談ですが、なぜ1年目は情報収集に時間がかかるかというと、
1、患者記録の知らない略語を調べる
2、見ないといけないポイントを把握してない
3、日々の業務など、忘れないよう業務調整表に先輩以上に書き込む
などがあげられます。(私の場合ですが)
しかも、上記のことに時間がとられてしまうためその患者についてのイメージがあまりできていません。
1日を通してどんな関わりをするか、個別性の看護、これらを朝の時点で考えられていないのです。
しかし、最低限の疾患や治療については調べたのでいざ出陣!!!
朝の調整
ドキドキしながら先輩と調整を行うことに。
「受け持ちは不整脈によって入院された○○さんです。」
その後の治療内容や経過を伝えていき、
「不整脈がないか、モニターを注意してみるのと、血圧変化がないか確認します。」
自分の中で言い切った感を出して先輩の方を見ました(笑)。
すると、
「それだけ?」
重みのある一言に、私の心臓が不整脈を起こしそうでした。
先輩 「この人は不整脈で来てるよね。電解質の値見た?」
不整脈は特にカリウム(K)の値が4付近でないと致死性不整脈を起こしやすくなります。
私 「見ていませんでした」
先輩 「もともとHR(脈)はどのぐらいで波形の形は?」
確かに、元の波形を見ていないと変化があったときに分かりません。
先輩 「心負荷で不整脈が出るリスクがあるのに、そこの調整は?」
重症心不全の患者さんは、体の向きを変えるだけでも血圧が下がってしまいます。
そのため、一つのケアをしてから続けてケアは行わず、時間を15分ほど開けることが多いです。(食事と歯磨きですら続けることはダメ。)
先輩 「この人は不整脈が起こったらあなたは何をするの」
私 「バイタルを測ります。」
先輩 「それだけじゃないよね。意識確認して、バイタルみて、人呼んで、救急カート持ってきてもらって、心マ(心臓マッサージ)して、DC(除細動器、AEDみたいなもの)準備して周囲の環境もいらんものどかしたりせなあかんよね。」
先輩 「もしそうなったら誰に助けを求めるの。そこまでわかってる?隣のペアの人にもそれは伝えておかないといけないよね。」
私 「はぃ、、、、、、、、、」
気が付けば調整だけで1時間も経っていました(笑)。
そのため、周りの人からまだやってんの的な目でチラチラ見られていた気がします。
ちなみに先輩は調整中ほとんど目を合わせてくれませんでした(笑)。
やっと思いで調整が終わり、押してしまった業務がスタート。
そこからもかなり怒られた指導をしてもらったのですが、その内容はまた後日に。
先輩は間違ったことを言っていません。
全て言われてみると大事だな、、、でもそれ1年目(入職直後)に答えさせるものなの?
私にはできません!
そんな感じでした(笑)。
調整のポイント
調整の時、すべての患者情報を話すわけではありません。
要点をまとめ、特に共有すべき点を重点的にはします。
調整の時のコツを先輩から教えてもらいました。
①情報収集時は、循環、呼吸、腎臓、などパートごとに分ける。
(頭の中を整理しやすくなるため)
例
循 HR60 サイナスリズム BP100台 ノルアドレナリン3ml/h(血圧上げる薬)
呼 酸素3L SPO2:95前後
腎 尿量50/h程度 正常尿
夜 せん妄なし 眠剤 ロゼレム、ベルソムラ 入眠良好
こうすることで、体のどこが問題点かが分かりやすくなります。
②その人の経過から、どういう症状が出やすいか、その対処法など
例
心不全で除水(利尿薬で体の水を排出させる)を行っているため、電解質バランスが崩れ、PVC(不整脈)が多くなるかも。自覚症状や血圧が下がれば医師へ報告します。
OP3日後だから熱が上がってくるかも。38.0を超えたら血液培養か解熱剤か確認します。
③細かい数値まで丁寧に覚えなくても、重要な値がどれぐら正常値から外れているか、それにより治療内容が変化しているか。
例
カリウム(2.5)低値で、カリウム補正の指示が入ってます。(この時はカリウムが2台で低いとイメージする。)
CRP(炎症反応をみるもの)が徐々に上昇しており感染が疑われる。そのため、抗生剤開始してます。など
④看護問題を明確に、自分が行う看護をはっきりする。
例
昼夜逆転でせん妄を起こしているため、日中は起きてもらうようリハビリを行ったり車いすで過ごしてもらいます。
嚥下機能低下がみられるため、食事前は嚥下体操を行います。
これを意識すると、最低限の情報で必要なことを伝えることができます!
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
私を含め、新人や看護学生は調整が苦手だと思います。
ですが先輩の言ってることを学んで次に生かしていくことで、いずれは成長できると思います!
怒られるかもしれませんが、それが貴重な財産だと思ってめげずに頑張りましょう!
みなさんの調整も、どんな感じかコメントで教えていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
よんくれ
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