【末梢ラインが足りない!】末梢ラインの逆血を確認する理由

この記事を読むと、末梢ラインが足りないときに点滴を投与する方法(ショットの場合)を知ることができます

どうも、2年目看護師のよんくれです!

この前、緊急入院でラインが1本もない患者を受けもちました。

心不全患者であったため、全身がムクムク(浮腫)でラインをとることが難しいですが、何とか1本取りました。

その後、医師から持続のヘパリンとフロセミドのIV(静脈注射)の指示がありました。

そのことを先輩に伝えると、

「ラインの逆血があるか確認しといてね。」

と言われました。

私は逆血がなくても、漏れてなければいいのではないか?と思っていました。

しかし、この逆血を確認することには意味があったことをあとで気づきました!

その理由について記事にします。

目次

その日の出来事

私が準夜勤で勤務していた時のこと。

緊急入院で心不全患者が搬送されてきました。

末梢ラインは1本のみ。点滴は持続のヘパリンのみ。そのまま患者は落ち着いて入眠したぐらいで、医師からフロセミドの静脈注射を1日2回してほしいとのこと。

そこで先輩から「ラインの逆血を確認しといて」と言われたので逆血を確認すると、逆血はありました。

しかし、私はこの逆血をした理由が分かりませんでした。

逆血を確認した理由

持続の点滴があるため、フリーラインは無い状態です。(ラインは1本しか入っていなかったため)

しかし、IV(静脈注射)のフロセミドの指示があるため、本当は末梢ラインがもう1本必要。

時間も遅い夜間であり、患者も寝ていたためラインを取るのは朝にすることに。

持続で点滴が投与されており、フリーラインがなくてもフロセミドをIVする方法があります。

その方法は、持続点滴の投与している末梢ラインから逆血を確認する。逆血があれば、そのラインから点滴を外し、シリンジで血液を引いてライン中の薬剤を捨てる。そこから薬剤をIVする。

IVが終わればもう一度持続の点滴をつなぐと1本のラインからでもIVをすることができるのです。

学び

ラインが1本しかないが、点滴が2種類以上あるならフリーラインをもう一本取ることは当たり前です。

もし、とれないのであれば持続点滴を一回停止させ、逆血を確認する。

(カテコラミンなど、循環作動薬なら停止をしてはいけません。)

その後、ライン内の薬剤をシリンジで引いてしまい、そこから点滴をIVする。そして持続の点滴を再度つなぎなおす方法があることを知りました。

点滴が何種類あるか確認するのと、フリーラインの数を確認する。

もし次に同じようなことが起きたら、逆血させる方法を活用したいと思います!

まとめ

入院してきたばかりの人は、フリーラインが少ないことが多いですよね。

しかし、薬剤はどんどん追加される、、、なんてことも。

その時はフリーラインを取るか、今あるラインをいかに有効に使うかがポイントになります!

上記で話したように、ラインに逆血があればそこから薬剤をシリンジで吸い、そこからIVをすることも可能です。

ちなみに、ライン内を逆血させて中の薬剤を捨てる理由は、ライン内にある薬剤をフラッシュ(急速投与)しないようにするためです。

薬剤によっては、ライン内の分だけでもフラッシュすると体に影響してしまうことがあります。

そのため、逆血させライン中の薬剤を捨てるのです!

皆さんも、ぜひこの知識を活用してください!

これからも、看護をするうえで今日教科書には載っていないようなコツを共有していきます!

ありがとうございました!

                                 よんくれ

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