経管栄養をつなぐ前に口腔ケアを行う理由がわからない
なぜ食後は歯磨きを行うのに、注入は注入前に口腔ケアをするの?
この記事を読むことで、このような疑問を解決します。
どうも、2年目ナースのよんくれです!
私が1年目の頃、先輩から
「経管栄養で、注入をつなぐ前に口腔ケアをしておいてね」と言われました。
その時、「口腔ケアをするのは注入の後じゃないの?なんで前にするの?」と疑問に思いました。
皆さんも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
この記事ではそのような疑問を解決し、口腔ケアの必要性を理解することができます。
結論としては、注入前に口腔ケアをすることは、逆流、嘔吐による誤嚥を防ぐためです。
それについて、詳しく説明します。
経管栄養とは
経管栄養とは、食べることが難しい患者に対し鼻から管を入れ、胃に直接栄養剤や薬などを流し込む方法のことです。 (経鼻経管栄養と言います。)
他にも種類はあるのですが、今回は経鼻経管栄養に限った話をしていきます!
適応としては、何らかの理由で口から食べ物を摂取することは難しいが、胃や腸は正常に動いている方に使用されます。
(口やのどのOP後や嚥下機能低下、意識レベルの低下など)
口腔ケアが必要な理由
私たちの口腔内は、唾液により清潔に保っています。(細菌を増やさない、粘膜保護など)
しかし、口から食べ物を食べないと唾液が減少して口腔内が乾燥してしまいます。
すると、粘膜も乾燥するだけでなく細菌抑制効果も減少します。
よって細菌が増えやすく、感染しやすい環境になるのです。
口から食べ物を食べていないから口腔ケアをしなくてもいいんじゃない?という疑問は、上記の理由から口腔ケアはしないといけないことが分かったと思います。
注入前に口腔ケアをする理由
本題です。
注入前に口腔ケアをする理由は、注入後に口腔ケアをしないほうがいいからです。
具体的には、胃に栄養物が入った状態で口腔ケアを行ったときに、逆流や嘔吐で誤嚥をしてしまう可能性があるため、胃に何も入っていない注入前に口腔ケアを行うのです!
皆さんは、歯ブラシを置くまで突っ込んで、オエってなった経験はありませんか?
このオエってなったときに逆流、嘔吐してしまう可能性があるのです!
このオエって感覚は嘔吐反射と呼ばれ,舌の奥や咽頭を刺激すると生じます。
そのため、口腔ケアの時は嘔吐反射を引き起こすリスクがあり、胃に内容物が入っていると嘔吐、逆流してしまうのです。
また、経管栄養をしている人は口から食べ物を食べないため嚥下機能は低下しています。
そのため誤嚥をしやすいです。
嘔吐反射で逆流、嘔吐するとそれが誤嚥に繋がり、誤嚥性肺炎となってしますのです。
これらを予防するためにも、口腔ケアは注入前に行います!逆流、嘔吐による誤嚥を防ぐため
まとめ
注入前に口腔ケアをすることは、逆流、嘔吐による誤嚥を防ぐためだったのです。
誤嚥性肺炎は死亡率も高いため、私たちで予防するためにもこの知識は必要ですね!
皆さんも、先輩から聞かれたときに答えられるようにしておきましょう。
なぜそのタイミングでケアをするのかを考えて行動すると、いい学びになりますね!
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ありがとうございました!
よんくれ
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