【1年目と7年目の差】プリセプターを困らせてしまった

どうもよんくれです!

私の病院にはプリセプター制度(新人に対し、専属の指導係)があります。

プリセプターは大体3年目以上であり、私を担当してくださっている方は7年目。

先輩には普段気にかけてもらい、分からないことは親切に教えてくれます。

声はかけやすいものの、1年目と7年目だと仕事を行う感覚がまるで違います。

その仕事の感覚の違いから、私は先輩を困らせてしまったことがありました。

そこで今回は、プリセプターを困らせてしまった話を紹介します。

この記事から、1年目の苦悩や新人教育の大変さが分かります。

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目次

先輩に教えてもらったのに、、、

入社して、半年ほどが経った頃の話です。

半年もすると、一人の看護師として業務をしなければなりません。

私は業務の優先順位をつけることが苦手で、さらにケアにも時間がかかってしまい、計画通りに業務を進められませんでした。

ある日プリセプターと1日のペアの日があり、私の動きを見てもらいアドバイスをしていただくことに。

「仕事の流れが分かっていないため、準備にも時間がかかっている。ケアに時間がかかることは仕方ないが、省けるところから時間を短縮していけば。」

「時間がかかってしまい、さらに予定外のことが入ってくると忘れないように先に予定外の仕事を片付ける。すると本来しないといけないことが後回しになっている。優先順位を考えて仕事をこなす必要がある。」

「優先順位は①命にかかわること、②患者の訴え、③自分のしなければならないことの順番で考えてみたら?」

このようなことをアドバイスしてもらいました。

まだ優先順位以前に、一つの業務を自立できるようになることで精いっぱいだったのでこれからは仕事の優先順位を考えようと思いました。

次の日、たまたまプリセプターと再びペアに。

受け持ちの1人は心不全でカテコラミン(血圧を上げる重要な薬。なくなると血圧が下がりショック状態になることも)投与中の患者。

その日は忙しく、ドクターから色んな口頭指示がありバタバタしていました。

ピッピッピ、、、

シリンジポンプ(点滴を行くときに使う機械)のアラームが鳴りました。

確認すると、カテコラミンの薬の残量が残りわずか

私は急遽先輩に報告し、薬を作りました。

カテコラミンは、投与量が少ないのに人体に影響が大きい薬です。

そのため、シリンジポンプにつないだ後、少し空流しを行いポンプが正確に動き出してから患者に繋ぐようしています。

これは、すぐになくなってしまうと点滴をすぐに繋ぎ変えることができないということです。

結果的には無くなる前につなぎ変えることはできました。

その日の振り返りで、

昨日優先順位を考えてって言ったよね?カテコラミンは命に関わるんだからなぜ早く作って準備してなかったの。

「すいません、、、」

優先準備を考えて行動しようとはしていました。

しかし実際に仕事が始まると、しなければいけないことで頭がいっぱいになり薬剤のことを忘れてしまっていました。

また、あと何時間で薬剤がなくなるかも確認できていなかった、、、

全ての非は私にあります。

「昨日教えていただいたことを、分かったつもりではいました。でも何が命に関わるかを判断することができていませんでした、、」

先輩に教えてもらったこともできない、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

その日から薬剤の残量といつなくなるかはチェックするようになりました。

別の日、プリセプターが残って新人指導の記録を書いている時、すごく悩んだ表情でパソコンを見つめている。

内容は見ていませんが、私のことで悩んでいると分かっているため、期待に応えられずつらい気持ちになりました。

先輩方はよく「なぜできないのかが分からない」と言っています。

私はできない人の気持ちが分からないのかな?と疑問に思っていました。

しかし、先輩の立場に立って考えてみようと思い自分が7年目ならどう感じるかをイメージしてみると理由が分かりました。

1年目と7年目の差。

日常に例えると、

「生まれたての赤ちゃんと、小学1年生。」

「小学一年生の勉強を中学1年生が教える。」

これを考えたときハッとしました。

小学1年生の見てる景色と赤ちゃんの視点なんて全然違う。

小学1年生の勉強なんて中学1年生からしたらなぜできないのか分からない。

たぶん先輩のあたりまえが、まだ私にとって当たり前ではありません。

そのあたりまえができないから先輩はなぜできないのか分からないのではないか。

そう感じるようになりました。

私が7年目になり、新人を指導するときにはたぶん同じことを思い悩むんだろうな。

先輩の気持ちを理解できた気がします。

しかし、私はまだ当たり前ができません。その当たり前のコツを先輩から聞き出し、自分のものにしていくしかないのです。

先輩の立場に立って考えると、違う苦悩が見えてきました。

しかし、現状が変わったわけではありません。私は先輩が困らないよう、業務のできることを増やすしかないんだなと再認識しました。

一年目の方や、指導者の方はこのような体験があるのではないでしょうか。

まとめかたが分からないのでこれで終わりにします(笑)。

この記事を読んで少しでも共感して頂けると嬉しいです!

これからも日々の感じたことや学びを投稿していくのでよろしくお願いします。

ありがとうございました!

                                 よんくれ

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