どうもよんくれです!
以前、緊急入院してきた患者さんを受け持ちました。
その時先輩から、
「この人多分個室希望出すと思うから聞いといて!」
と言われました。
それは本当かな?と疑いながら患者に質問すると、
「個室でお願いします。」
私はびっくりしました。
後で先輩になぜ個室希望が分かったのかを聞いてみることに。
「そんなの簡単だよー。だってあの人、、、、、、、」
それは日々の観察力から推察したものだと分かりました。
今回は、先輩が実施している患者の観察方についても知ることができます。
個室希望かどうか確認する理由
まずは、個室希望を確認する理由について説明します。
基本的にICU・HCU(集中治療室系)はオープンフロアであり、個室管理は理由がない限り積極的には使用しません。
(患者の容態や、物音で入眠できないなど理由があれば使用します。)
しかし、一般病棟に出ると大部屋(四人部屋)や個室など選択することができます。
多くの人は個室がいいと思いますが、個室は限りがあるため急に個室がいいと言われても準備ができません。
そのため、個室希望は早めに確認しています。
それぞれの部屋の特徴もざっとまとめてみました。
大部屋の特徴
大部屋はイメージしやすいと思うのですが、カーテンで仕切られているような部屋になるので他の患者の生活音や会話が聞こえてきます。
それがストレスとなるという声もチラホラ聞きます、、、(笑)
しかし、同じ病棟内で患者同士が顔見知りになれば普段の話仲間に発展することも!
(私は一般病棟勤務をしていないのであまり見たことはないです、、、)
さらに大部屋は値段が一番安いのがメリットです。
個室の特徴
個室の場合は部屋に一人しかいません。
そのため、自分の空間としてのびのび生活できます。
大部屋に特徴的な他人の生活音は聞こえません。
今はコロナにより面会制限があるとは思いますが、以前なら個室に家族みんなでお見舞いなんて光景もあったようです。
しかし、デメリットとしては個室代がプラスでかかることです。
また、個室が開いていなければ確定して個室に入ることはできません。
(はじめは大部屋で途中から個室に移動となります。)
個室希望を予想するポイント
このような理由から、個室希望は早めに確認しています。
しかし、先輩のように患者から直接確認しなくてもある程度推測するコツがあります。
それは、
患者の荷物や趣味を確認することです!
冒頭で説明した、先輩が言った言葉はこうでした。
「だってあの人、趣味がカメラって言ってたよ。あの年(70歳以上)でカメラを趣味にできるということは、そこにお金を回せるだけの経済力はあると思う。家族さんが持ってきた荷物の中にも本人が撮ったであろう写真が額縁に入ってた。そりゃお金かけてでも個室はいるだろね~」
すごすぎる!!!
患者の趣味や持ち物を見て経済力を判断していたのです。
実際にお金には困っていないとのことで個室の予約も取れていました。
患者の荷物や趣味からもいろんな情報が分かります。
荷物や趣味からわかること
ちなみに、他にも様々なことが分かります。
例えば、
荷物を大量に持ってきている人は初の入院かもしれないから不安を聞いてあげる関わりが重要であったり、説明は詳しくする。
荷物を丁寧にたたんで持ってきているなら本人が几帳面か、サポートしてくれる家族や関係者がいる。
荷物がブランド品ならお金持ちかも。
趣味が運動系なら、疾患による運動制限について特に説明が必要。
料理なら食事指導に興味を持ってくれるかも。
読書なら本をベッドに貸し出すことで入院生活を忘れられるひと時を作り出せる。
など、、、
まとめ
このように患者の荷物や趣味から色んなことが分かります。
この情報をもとに個別性の看護を生み出しているのですね。
まだ私にはそこまで考えられませんが、荷物や趣味などは確認するようにしています。
皆さんも少し意識して患者さんについて観察してみてください!
ちなみに
これは推測するだけで外れる場合はあるので注意してください(笑)。
これからも学んだことを発信していくのでよろしくお願いします!
ありがとうございました。
よんくれ
コメント