【血液培養について】血培を取るうえで最低限知っておきたいこと

血液培養について知りたい

血液培養の準備物品や手順を知りたい

この記事ではこのような悩みを解消します。

どうも、2年目看護師のよんくれです!

最近、血液培養を久しぶりにとりました。

採血はたくさんしているけど、血液培養はなぜか緊張してしまいます笑

1年目の頃は、採血だけでも苦手だったのにそれを2本も取らないといけない血液培養は一番苦手な手技の一つでした。

(採血と無菌操作ができないといけないため、難易度高めだと感じています。)

今回は血液培養について調べたのでわかりやすくまとめてみました!

目次

血液培養とは

血液培養(略して血培)は血流感染症を診断するために実施します。

血液は本来無菌です。そのため、血培で菌が検出されるとそれが原因微生物となります。

また菌の種類から、逆にどこから感染したのか(侵入経路)が推測できる場合があります。

血液培養をどこから取るか

基本的には、動脈でも静脈でもいいので2回採血を行います。

また、末梢で取ることが多いですが、医師の許可があればデバイス(CVやPICC、Aライン)から採血可能です。

CVなどデバイスからあまり取らない理由としては、コンタミ(異物混入)率が高いためです。

血液必要量やセット数

血培に必要な血液量は、1ボトルに8~10mlです。

嫌気性ボトル、好気性ボトルと血培は2本で1セットなので1セットに20ml(最低16ml)必要です。

しかし、血培は2セット取る必要があります。そのため、合計40ml(最低32ml)必要です。

上記でもお伝えしましたが、血培は末梢から取りますが1セットずつ採取場所を変える必要があります。

そのため、結果的に2回採血するという感じです!

採取場所を1セットづつ変える理由は、1セットでは菌の検出率が70%程度だが、2セットだと90%程度まで上昇するためです。

血培の準備物品、手順

血培ボトル(好気性、嫌気性)2セット、20mlシリンジ2本、翼状針2本、分注器2本、駆血帯、アルコール綿4本、手袋

採血量が多いため、シリンジは20mlのものがいいでしょう!

手順は、基本的に採血と同じです。

しかし、血培は無菌操作をしないといけないため、穿刺部は普段の採血より少し広めに消毒を行います。

血液を入れる順番

血液は、嫌気性→好気性の順番に注入します。

嫌気性は空気が嫌いなので先に入れる、好気性は空気が好きと私は覚えています笑

ちなみに、私も病院では嫌気性はオレンジボトル、好気性は青ボトルです。

そのためオレンジ→青の順に入れています。

まとめ

以上が血培についてでした。

私にとっては血培が一つの難関手技の一つです(笑)

皆さんもあせらず、習得してください!

おまけ

血培は1セットごとに認証ラベルを張る必要がありますが、私はそれを知らずに適当に認証ラベルを張ってしまったことがあります。

案の定、セットごとに張り替えてくださいと返されました(笑)。

これは病院によるかもしれませんが、そういうこともあるのでラベルもセットごとに貼りましょう!

ありがとうございました。

                                 よんくれ

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントを残す

目次