【患者さんに1日のスケジュールは伝えよう!】一般病棟とICUで育ちの違いを感じた瞬間

この記事を読むと、患者にスケジュールを伝える必要性について、一般病棟と集中治療室で野育ちの違いについて理解できます。

どうも、2年目看護師のよんくれです!

私の部署には、病棟育ちの先輩がいます。

その方とペアを組んだ時、先輩は患者さんにあることを伝えていました。

それは、1日のスケジュールです!

今まで重症患者を受け持っていたこともあり、1日のスケジュールを伝えることはしていなかったのですが、その姿を見てとても大切なことだと思いました!

今回はそのことについて私の考えを記事にしていきます!

目次

スケジュールを伝えていた先輩

ある日のこと。

病棟育ちの先輩とペアになり、朝受け持ちの患者さんのバイタル測定のため一緒に訪室。

先輩がバイタル測定を行い、私は後ろで記録をしてました。

バイタル測定が終わると、先輩は患者さんに向かって、

「○○さん、今日はレントゲンと、心電図、心エコーの検査があるので、車いすで一緒に検査室まで行きますね!リハビリも10時から10m歩行をする予定なので、一緒に頑張りましょうね!」

1日のスケジュールを伝えていました。

その後、予定通り検査やリハビリが終了し勤務終了。

夜勤へ申し送った後、先輩は患者さんに対して

「○○さん今日はお疲れさまでした!明日は朝イチで採血があります。他の検査はなかったのでリハビリを頑張ってくださいね!」

と1日の終わりに明日のスケジュールを伝えていました。

スケジュールを伝える必要性

看護師は1日の予定を知っているため計画を立てていますが、患者さんは1日のスケジュールを知りません。

そのため、「リハビリ前にちょっと休んでおきたい」や「家族と電話をしたいがリハビリがいつ来るか分からない」など自分の1日のスケジューリングや気持ちの整理などができないのです。

前日や当日にスケジュールを伝えるだけでも患者さんなりの自分の予定を考えてくれます。

また、心構えもできていると検査に協力的になってくれることもあります。

(朝6時から採血なんて聞いてない!と採血があることを伝えていなかったので拒否されたこともあります笑)

自分だけでなく、患者さんに1日の計画を立ててもらうためにもスケジュールを事前に伝えておく必要があると思いました!

ICUと一般病棟の違い

私は今までICUで働いてきたので、患者層は重症です。

鎮静や挿管などにより自分で話せない患者さんを多く見てきました。

ICUでは、比較的医療者の予定に患者を合わせるというイメージです。

例えば、医師の外来が終わってから処置を行う、検査の方が来たから検査を行う、看護師の予定が忙しくない間にケアを行う、など。

本当は患者さんをベースに予定を考える必要があるのですが、どうしても重症患者にはそれが難しいのが現状です、、、

また、鎮静管理で意識もない状態なので患者に声をかけても反応がなければ理解もしていません。

そのため、余計に医療者の予定に合わせてしまっています。

しかし、HCUでは患者さんは一般病棟にむけてリハビリを行っているような段階なので、意識ははっきりしており少しなら歩行まで可能です。

患者さんにも、セルフケア向上のためできることは自己にて行動してもらうよう促しています。

そのため、頭もしっかりさえている方が多いです。

だからこそ、患者さんには1日の予定を伝える必要があります。

一般病棟では患者さんにスケジュールを伝えることは当たり前なので、先輩からすると何も特別なことはしていない。

しかしICUでは伝えないことが多いため、私にはその考えがなかった。

ここに、重症度の違いからくるICUと一般病棟の違いがあるんだなと思いました。

患者さんにスケジュールを伝えるという考え方は大切だと思っています!

まとめ

みなさんは、患者さんに1日のスケジュールを伝えていますか?

私は、先輩の姿を見て最近はできるだけ予定を伝えるようにしています!

すると患者さんも、「そういえば検査まだ?」など、スケジュールに関して意識をしてくれるようになり、こちらが忘れていた時も伝えてくれることもありました(笑)

しかし、患者によってはそんな検査は嫌、リハビリはしたくないなど、もともと医療行為を受けたくない人もいます。

そのため、全員にスケジュールを伝えることが有効というわけではないので注意が必要ですね。

これからも、医療者としても柔軟な思考を持った看護師になるよう気づいたことは取り入れていきたいです。

今回はこれで終わります。

これからも私の体験談や学びなどを記事にしていきます。

ありがとうございました。

                                よんくれ

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