看護師が行う入院処理ってどんなことをしているの?
入院処理の何が大変?
この記事では、このような疑問を解決します。
どうも、2年目看護師のよんくれです!
看護師をしていて誰もが思うこと。
それは、入院処理がめんどくさすぎる!!!
ほとんど事務作業である上に、しないといけない記録が多いのです。
新人の頃は、入院処理を覚えられなくてめちゃくちゃ怒られました(笑)
しかし、実際に看護師は入院が確定すると、どのような記録をしているかを知っている人は少ないと思います。
今回は、看護師が行う入院処理について簡単に説明したいと思います!
(今回は予定入院ではなく、緊急入院として話を進めます。)
結論としては、記録が一番めんどくさいです。それについても含め、具体的に説明していきます。
入院が確定した後の看護師の仕事の流れ
入院が確定し、病棟内に連絡が入った後の流れは大きく分けて以下の通りです。
①患者の疾患など基礎情報を確認
②入院する際に説明する用紙の準備
③薬ボックスの準備
④モニター関連の登録
⑤ベッド周りの準備
⑥記録類の記載
⑦患者の受け入れ、バイタルサイン測定、申し送り
⑧家族に入院説明
思いつく限り、私はこれぐらいに分けられると思います。
これを詳しく見ていきましょう。
患者の疾患など基礎情報を確認
まずはどんな患者が入ってくるのかを確認します。
特に、点滴は何を投与されているか、尿道カテーテルは挿入されているか、呼吸器が必要かは確認しています。
これにより、シリンジポンプや輸液ポンプ、末梢ライン、など必要な物品を準備することができます。
入院する際に説明する用紙の準備
次に書類の準備です。
これがたくさんあります。思いつくものを挙げてみます。
患者、家族に渡す書類
- 入院の手引き
- 入院に必要な物品説明
- 入院セットの申し込み用紙
- アナムネ用紙
- 生活チェック表
病院内で必要な書類
- 入院チェック表
- 内服確認シート
- 転倒転落同意
- 入院診療計画書
- 退院支援計画書
- 個人情報に関する同意書
- 荷物チェックリスト
- ネームバンド など
この準備は、印刷するだけでなく記載しないをしないといけない事項もあるもで少し手間がかかります(笑)
薬ボックスの準備
これは患者の薬を管理するボックスの作成です。
基本的にはボックスに患者の名前を記載するぐらいです。
モニター関連の登録
ベッドサイドのモニターや畜尿機に患者の名前を登録します。
この登録を忘れるとインシデントになってしまい、よくあるミスなので注意しています。
ベッド周りの準備
ベッド周りの準備は患者によって異なります。
まず、病衣、オムツ、ベースン、モニターの端子、SPO2シールは共通です。
あとは、点滴を投与するために末梢ルートを取るセット、シリンジポンプ、輸液ポンプ、呼吸器、など必要になりそうなものは事前に確認して準備しておきます。
ストレッチャーで来るならベッドの高さも高くしておきます。
記録類の記載
記録類がかなり多いです。
これを何とかしてほしい。
- 入院時記録
- 必要度
- 口腔ケアアセスメント
- 看護問題立案
- 観察項目
- 内服スクリーニング
- 転倒転落アセスメント
- 褥瘡スクリーニング
- せん妄スクリーニング
- 患者基本の記載
- 入院診療計画書
- 退院支援計画書
- 退院支援スクリーニング など
パッと出てくるだけでもこれぐらいはあります(笑)
この業務を少し減らしていただきたいです。
患者の受け入れ、バイタルサイン測定、申し送り
上記作業をしていると、患者さんが病棟に到着します。
そこで申し送りを聞く人と、バイタルサイン測定やベッド周辺の点滴整理などをする人に別れます。
ここで追加の点滴や抹消ライン、呼吸器の装着、服の着替えなどを一通り行います。
申し送りを聞いた人は、記録を進めることが多いです。
家族に入院説明
患者の身の回りのことが終わると、次は家族に入院時の説明を行います。
ここでは、必要な物品や入院手続き、入院セットの申し込み、同意書やアナムネ用紙の記載などを行ってもらいます。
入院処理にかかる時間
この作業を2人ぐらいで進めるのですが、それでも30分~1時間程度はかかってしまいます。
そのため、緊急入院が2件とか重なると病棟は地獄です(笑)
まとめ
入院処理について、大変だということは分かってもらえたかなと思います。
(ちなみに上記の入院処理の内容はあくまで例ですので、病院によっても違います。)
個人的には、事務関係になるので看護師がしなくていい仕事も多いのになっと思っています(笑)。
1年目の頃に、入院処理ができなくてめちゃくちゃ怒られたことを今でも覚えています、、、
入院処理をしながら、他の患者さんの相手もしているので看護師はすごいですね!
少しでも、入院処理について大変だとイメージがついてもらえると嬉しいです。
これからも医療に関する情報や私の体験談を記事にするのでよかったら見てください!
ありがとうございました。
よんくれ
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