【心に寄り添う難しさ】看護師としてあるべき姿

どうも、よんくれです!

皆さんは看護師として、こうありたいというような理想はありますか?

私は患者さんから信頼されるような、こころに寄り添える看護師に、、

ほとんどの人は同じですよね(笑)。

しかし、いざ仕事をしていると忙しいため、患者さんと関わる時間がどうしても少なくなってしまいがちです。

この間、患者さんの心に寄り添うとはどういう意味なのか。

について考えさせられたエピソードがありました。

あれだけ学生の時からレポートなどで心に寄り添うと書いてきたのに、実際の立場になるとそれができません、、、

それがすごくモヤモヤし、未熟さを痛感させられました。

今回は、

この記事を通して患者さんの心への寄り添い方の一例を知ることができ、新人看護師の悩みや葛藤が分かります。

目次

患者対応で悩んだこと

それはある夜勤の出来事です。

いつも、17時頃から受け持ちのバイタル測定のためラウンドを行います。

このバイタル値がその勤務の基準となるため、1人に記録も含め5~10分程度かかります。

それが基本4人受け持ちなのでバイタル測定に約30分程度。

18時には夕食が来るため、それまでに血糖測定、インスリン注射、食前薬の内服などもこなさないといけません。

いつもその時間はバタバタしています。

私は1人目のバイタル測定を終え、2人目の病室へ。

その方は、本日転入してきたOP後の患者さんでした。

いつも通りバイタル測定をしていると、

「なんで私が生きたんやろ、早く家に行きたい、」

と訴え、涙を流し始めました。

私 「どうしましたか、何かありましたか?」

患者「うぅ、、、つらいことを思い出してしまった。」

その後は鼻をすすり、会話の内容も聞き取れませんでした。

私は訴えを聞きたかったが、内容がわからない。

バイタルから、体調が悪くなって情緒が乱れていそうな気配もない。

刻々と食事の時間が近づく中、まだ他の患者のバイタル測定も残っている。

心の中で焦りも感じ始めていました。

高齢であり認知症ではないがJCS1~2。

OP後でありせん妄リスクも高いため、これはせん妄症状の初期ではないかと疑い始めました。

その様子を見ていた先輩に状況を伝えると、私の代わりに対応してくださることに。

先輩は「どうしたの、何がつらかったの、私でよければ聞くよ」と声を掛けました。

その後も、「今まで治療を頑張ってきたんだから、元気にお家へ帰りましょう。」

という優しい声掛け。

しかし、一番印象に残っているのは

ベッドの横に一緒に座り、「どうしたの、何があったの」と相手の考えや感情を聞き出し、相手の訴えに「そうなんですね、そんなことがあったんですね」など共感している姿でした。

目線を合わせ、相手の考えを理解しようと質問し、肯定でも否定でもなく共感する。

その後「治療を頑張って家に帰れるようご飯を食べましょか。」と夕食の意欲まで引き出していた。

その後患者さんは落ち着いたのか、何事もなかったように食事を済ませ入眠しました。

私は先輩の姿を見て、入職に想像していた理想の看護師の姿を思い出しました。

つらいときには話を聞いてくれる、勇気づけてくれる、そばにいてくれる。

先輩はそれを実現していました。

それに対し、仕事が回らないという自分の都合で焦って患者の訴えに向き合えていない、せん妄ではと誤ったアセスメント。

日々、技術や知識はなくても心に寄り添うことは頑張ろうと思っていました。

この経験から

知識や技術がなくても心に寄り添おうとすることはできる。しかし寄り添えているかは分からない。

心に寄り添うためにも疾患に対する知識やコミュニケーション技術は必要。

多くの患者を受け持つ中で1人の心に寄り添うためには、他の仕事をこなせるという心の余裕が必要。

このようなことを学びました。

今は技術も知識もない。だからこそ患者に寄り添おうとする姿勢だけは忘れないでおこう。

胸に刻まれた瞬間でした。

看護師はたくさんの人を見ているため、非常に多忙です。

しかし入院は一人一人不安があり、患者にとって人生の大きなライフイベントの一つです。

その点を忘れず日々患者と接していきたいと思います。

心に寄り添うとは。

その答えを考えながら、先輩のような看護を行えるようになりたいです!

皆さんも心に寄り添うときはどのようなことを意識していますか?

ぜひコメントで教えていただきたいです!

これからも日々感じたことを投稿するので、よかったら読んでください!

ありがとうございました。

よんくれ

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